経理部門のお仕事
経理の仕事といえば「お金」を取り扱うことがメインの仕事になります。
とはいえ、給料を現金で支給していた昭和時代とは違い、平成20年以降から令和にかけて「非現金化」が加速、今では旅費なども振込で支給されるのが一般的となってきています。
(中小企業の中には現金のところもまだまだあるかもしれません)
また昭和~平成初期の頃は現金出納帳~決算書まで、手書きでされていたことを考えると、現代は恵まれているな~と感じますね。
そうした中、経理部門の仕事もITにより大きく変わってきてはいますが、「お金」を取り扱うという仕事には変わりはありません。
会社の規模によっては「何千万~何十億」のお金を取り扱うこともある、会社にとって非常に大事な部門と言えるのが経理部門、その業務は下記のようなものがあります。
〇現金出納管理
〇預金出納管理
〇現預金出納帳作成
〇固定資産管理
〇備品管理
〇実地棚卸(材料等)
〇予算実績管理(税務会計・管理会計・原価管理)
〇経営層への報告
【四半期・半期・年次】
〇決算書作成(月次・四半期・中間・期末)
〇予算実績管理(税務会計・管理会計・原価管理)
〇法定調書作成
〇償却資産申告
〇法人税・県民税・市町村民税申告・納税
〇年末調整事務
〇経営層への報告
※会社によっては総務部門が行われている業務もあります。
基本的には日々の「記録」「管理」といった業務がメインとなります。
「月次」「四半期」「年次」と時期により繁忙期があり、それに合わせて業務スケジュールを調整し、各部署に協力してもらうことが必要な部門となっています。
必要な資格やスキル
経理の仕事をするにあたってなければならない資格やスキルはありません。
基本的には誰にでも就くことができる仕事です。
但し、経験をしていくに従って求められるものも増えていきますので、「簿記」などの資格の取得を目指していくことは必然となるでしょう。
資格について
必須な資格などがないとはいえ、無知のままずっと業務をするというのはオススメできませんので、ステップアップのため、取得しておいた方がいい資格もあります。
また、管理職になられる方にとっても、「簿記」の知識は必要不可欠となります。
〇日商簿記検定
経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。
〇電卓計算能力検定
電卓を正確に効率よく使用できるかを評価する資格。効率化にもオススメ。
〇中小企業診断士
企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家。国家資格。
〇社会保険労務士
資格取得は難しいものの、労働保険法などの主要な法律を勉強することが可能です。
〇キャリアコンサルタント
キャリアコンサルティングを行う専門家。バックオフィス業務の管理部門にオススメの資格。

スキルについて
必須な資格はありませんが、地道な仕事が多く、また現場やフロントオフィスの社員には好かれることがあまりない部署でもありますので、精神的にタフな方が長続きする仕事です。
・「不正な取引」の相談をされた場合、会社の金庫番としてしっかりと「NO」が言えることが必要です。
・「不正」を見抜く観察眼を持っていれば大きな武器にもなります。
総務部門ほどではありませんが、他部署とのコミュニケーションも重要な要素となります。
ただコミュニケーション能力に長けた方も有利にはなりますが、「お金」を扱う経理部門には融通を利かそうといい寄ってくる社員もいますので冷静に判断が可能な適度なコミュニケーションを取っていきましょう。

経理部門のやりがいとは
やりがいはある!と言えます。
なんといっても会社を支える部署・業務にあたります。
経理の部署においては会社のお金を扱う「金庫番」の役目を担っており、また経営層へ経営報告を行う重要な仕事を任されています。
経理の仕事はそれぞれ分担しながら個人で作業することが多いですが、一つ一つの仕訳が全て決算書に繋がり、経理部門というチームで会社の決算書を作り上げることになるため、一体感を持って仕事をすることができます。
部署でコミュニケーションを取り合い、助け合い、一つのゴールに向かって取り組むことで会社に貢献していることを感じられる部署ですので、やりがいを持って仕事をすることができます。
バックオフィスとの連携
経理部門の仕事だけでは会社は回りません。
小さい会社では少人数でバックオフィス業務全体を担当している方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの会社では複数の部署に分かれ業務を行っています。
そのため、人事部門・総務部門・広報部門・法務部門などといったその他のバックオフィス業務との連携が欠かせません。
より多くの方とかかわりが持てる業務だからこそ、会社の全体の様子や雰囲気を感じることができます。
そういった連携を意識して仕事することで、よりいい業務ができ、またいい関係を築くことができるでしょう。
業務効率化ツールの導入
現在のバックオフィス業務は大きな変革期を迎えています。
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これからの経理部門の働き方
コロナ禍で総務部門の業務も大きく変わろうとしています。
そしてAIの導入が進むにつれ経理部門を含めたバックオフィス業務の多くの単純作業は電子化・オンライン化が進み、それによって大きく立ち回りを替えざるを得ない仕事であることは間違いありません。
しかし、だからこそ基本に返りよりよい会社にしていける、将来を見据えた仕事ができる人間が求められていると思います。
このコロナ禍のピンチをチャンスに変えることができるよう、日々取り組んでいきましょう。
そして、現場の方々やフロントオフィスのメンバーと共に、よりよい会社にしていけるよう、我々バックオフィス側も支え、盛り上げていきましょう!
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