FXについて(基礎知識や用語など)

資産運用(投資・FX)

FX初心者な私がFXに関わる用語や基礎知識などを勉強しているページです。
(メモ的な記述の部分も多いです)

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FXの特徴

・正式名称は「外国為替証拠金取引」(Foreign Exchange)

・2国間の通貨を組み合わせて取引をする(例:ドル円)
 (外貨円の組み合わせや、自国通貨の円をからめたペア:クロス円)

・平日24時間取引が可能(会社毎に取引できない時間帯もある)

・土日は取引できない(平日の祝日は取引可能)

・売買手数料はかからない

・スプレッドが実質の手数料となる(買値と売値の差がスプレッド)

・Lot(ロット)は10,000通貨が一般的
 「ミニ」は1,000通貨から始めることができる

・時間帯により特徴があるので注意
 (スプレッドが開きやすい時間帯もある)

・クリスマス、大晦日、正月など取引できない例外日がある

・「安く買って、高く売る」「高く売って、安く買い戻す」が基本

・少額の資金で多額の投資資金を動かせる

通 貨
〇日本円(JPY)
 身近な通貨、マイナス金利通貨

〇米ドル(USD)
 馴染みのある通貨、分析や予想が立てやすく初心者向けの通貨
 取引量が多く、流動性が高い。相場が穏やかで読みやすい

〇ユーロ(EUR)
 ドルの次に取引される通貨、頻繁に変動しやすいが比較的読みやすい
 (短期トレード寄り傾向)

〇英ポンド(GBP)
 値動きの大きい通貨、初心者にはあまり向かない中上級者向け

〇カナダドル(CAD)
 アメリカに近く、アメリカの影響を多く受けるマイナー通貨

〇豪ドル(AUD)
 高金利通貨として有名、日本時間の早朝に重要な指標発表が多い

〇ニュージーランドドル(NZD)
 オーストラリアに近く資源国の高金利通貨として有名
 豪ドルと値動きが相似することが多い

〇スイスフラン(CHF)
 永世中立国、有事の際に買われやすい通貨、マイナス金利政策
 2015年にスイスフランショックという大暴落を起こしている

〇南アフリカランド(ZAR)
 BRICSの一角、FXの世界では有名な通貨
 (ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ共和国)

〇トルコリラ(TRY)
 ここ最近は高金利通貨として有名、扱っている会社も多くない
 財政リスクが伴うため、財政状況や経済状況の把握が重要

レバレッジ
・日本語で「テコ」を意味し、資金以上の取引が可能

・日本では最大25倍までと定められている
 (利益も損失も最大25倍となる可能性がある)

・含み損が大きくなり必要証拠金の割合が一定ラインまで下がると強制ロスカット

・リスクを取りすぎないことが大切

・取引金額(取引通貨量)÷証拠金=レバレッジ

スワップポイント
・金利の高い通貨と低い通貨の金利差から生じる利益

・プラスの場合もあればマイナスの場合もある

・日をまたいでポジションを保有すると発生する

・ロールオーバー(日付の変更処理を行う休憩時間中)はニューヨーク市場の閉まる時間帯前後に
 設定されている(夏時間:6:00前後、冬時間:7:00前後)

・土日もまとめて付与される(木曜日)

インカムゲイン
・資産を保有することによって得られる収入

・株の配当金や株主優待、不動産収入など

初心者が大負けする事例
・少しずつ積み上げてきた利益をたった1回のトレードですってしまう。

・損失ポジションを様子見しているうちに損失が拡大し、損切ポジションを失う。
 スワップ金利のための投資方針に変えざるを得なくなる。

・自分の取れる最大限のポジションを持ってしまい、相場が逆方向に進んだだけで
 損失が膨らみ、身動きが取れなくなる。

FX業者について

FX業者について

ヒロセ通商株式会社
外国為替証拠金取引

みんなのFX


DMM.com証券

外為ジャパン

くりっく365

FXブロードネット
FXブロードネット

市場について

取引時間帯によって動き方が変わってくる。
主要市場が閉まっている時間帯は動きが鈍い。
3大為替市場は、東京・ロンドン・ニューヨーク。

6時~8時:オセアニア時間
ニュージーランドのウェリントン市場、オーストラリアのシドニー市場の時間帯

 ※月曜の朝のオセアニア時間帯は注意

〇8時~15時:東京時間
アジアの人が活動を開始する時間帯、海外支払いのため、ドルが多く買われる。
レンジ相場となることが多い時間帯

〇15時~21時:欧州時間
ロンドン市場が圧倒的に取引量が多いため、17時にロンドン市場が開いてからはロンドン市場ともいえる。

〇21時~6時:ニューヨーク時間
 
 ※21時~2時辺りはロンドン市場とニューヨーク市場がともに開いている時間帯
  一番活発な時間帯となる。 

※土日も為替は動いている。
中東の国は金曜日が休みで土日でも市場が開いているため。
また、レートが確認できない。(中東レート、未来レートと呼ばれる)

相場について

・レンジ相場
 一定の値幅で上下を繰り返している相場
 大きな利益は狙いにくいが、大きな損失を避けながら着実に取引しやすい

トレンド相場
 一方向に動いている相場
 ・アップトレンド
  チャートが「高値と安値を切り上げている状態」
 ・ダウントレンド
  チャートが「高値と安値を切り下げている状態」

・押し目
 上昇傾向にある相場が一時的に下がりそのタイミングを狙うことを「押し目買い」

・市場は投資家の心理で動いている。

・格言「頭と尻尾はくれてやれ」、欲張らない心がけが大事
 範囲内から予想外に外れた場合は早めの損切りを心がける

・格言「休むも相場」、相場展開が見えない時、体調がすぐれない時。

・常勝トレーダーは休み上手

リスクオフ
・より安全な(リスクの少ない)資産に資金が向かいやすい相場状況(雰囲気)
 投資マインドが大きく冷え込み、リスク回避を行うようになる。

・新興国通貨はリスクオフに対して一番大きな影響を受ける

ファンダメンタル分析
・経済動向から為替相場を分析すること。

・経済動向は為替相場に非常に大きな影響をもたらすことが多く、大きなポイントとなる。

・経済指標、金融政策、要人発言などが注目される。

・景気が上向けば相場は上昇、下向いていることが示されると下落することが多い。

テクニカル分析
・テクニカル要因
 チャート上で買い時や売り時のサインが出たことにより相場が動くこと

・チャートの動きから為替相場の動向を分析する方法

・チャートは群衆心理が色濃く反映するもの

変動要因
・金利
 先進国で金利の高い通貨は人気があり資金が集まりやすい
 金利の低い国の通貨は売られやすい

・物価
 物価が上昇する=通貨の価値が下がる
 物価上昇率が高い国の通貨は価値が下がることにつながり、売られやすい
 物価が上がると金利を上げて物価上昇を抑えようとする

・金融政策
 中央銀行は物価や景気安定化のために金融政策を実施している
 経済成長率や物価の低下・下落が見込まれる
  →金融緩和を実施により、経済成長率や物価が上昇する傾向に

・経済
 経済情勢が不安定であれば、高金利でも買われにくい
 雇用統計、GDP、インフレ、貿易収支などの指標

・リスク
 地政学的リスク:戦争やテロ、天災など、円高になりやすい

・株価
 その国の経済情勢を表す指標であり、為替とも相関関係にある
 株高:円安要因、円高:株安要因

・需要と受給のバランス
 買いたい人が多ければ価格は上がる、例:円安・ドル高
 売りたい人が多ければ価格は下がる、例:円高・ドル安

・貿易収支
 輸出し、代金のドルを円に換える→円高・ドル安につながる
 輸入し、代金の円をドルに換える→円安・ドル高につながる
 黒字:輸入より輸出が多いこと→円買いが多くなり円高要因
 赤字:輸出より輸入が多いこと→円売りが多くなり円安要因

・投資収支
 日本の投資家:円からドルに換える、円高要因
 米国の投資家:ドルから円に換える、円安要因
 株や債券が買われる場合には「円高要因」
 株や債券が売られる場合には「円安要因」

・為替動向
 経済動向は為替相場に影響を及ぼす
 また、為替動向も経済動向に影響を及ぼし、表裏一体
 円安・ドル高=外貨が高くなり石油などの値上がりによる打撃あり
       =外貨が高くなり輸出品が高く売れる
 円高・ドル安=円が高くなり石油などが安く購入ができる
       =円が高くなり輸出企業は厳しくなる

・リパトリ(リパトリエーション)
 外国に投資されていた資金を本国に還流させること
 還流先の通貨が買われるので、ある国に向かうリパトリが一斉に起こると、
 その国の通貨の為替レートを押し上げる要因となる

金融緩和
・中央銀行が、金利を引き下げて通貨の供給量を増やし景気を刺激すること。
 不況時に行う金融政策の一つ。

政策金利
・中央銀行が決定権をもつ金利のこと

チャートについて


・抵抗線:高値の上に引いた線(これより上に行くことを抑えている線)

・支持線:安値の下に引いた線(これより下に下がることを支えている線)

・線を突破したときは為替が大きく動いたりする

・レジスタンスライン(これ以上相場が上昇しないという認識をもちやすい価格帯)

ローソク足
・日本で開発された(海外でも広く使われている)

・株価の動きを形で表したもの

・陽線(白いローソク足)

・陰線(黒いローソク足)

・上ヒゲ・・・先端が高値(分足・5分足・日足・週足・月足・)

・下ヒゲ・・・先端が安値(分足・5分足・日足・週足・月足・)


・普段は繋がっているローソク足の開き部分

・陽線で現れると上昇しやすい

・陰線で現れると下落しやすい

・好材料、悪材料が出たりしたときに現れやすい

窓空け
・窓が現れた状態

・窓が現れたら比較的高い確率で窓埋めが起こる

窓埋め
・上に空いた場合は売り圧力により下がりやすくなる状況

・下に空いた場合は買い圧力により上がりやすくなる状況

・窓埋めしない場合は上昇、下落の力が強くトレンドが維持されやすい

・窓空けしてすぐに窓埋めしてしまう場合は上昇、下落の力が弱い

金曜日(週末)
・それまでの平日とは違う動きをする場合が多い

・プロでも金曜日を避ける人もいる

・ポジションを持ち越したくはない

・毎月第一金曜日はアメリカの雇用統計が発表される
 (アメリカの雇用統計は様々な指標の中で最も注目されている指標)

・ポジションの調整日

・必要以上に手を出さない(難易度も高くなる)

三尊天井(トリプルトップ)
・1期目の高値を一度は超えたものの反発し、その後、再び高値更新を目指しても、1回目の山を越えられず下落してしまうチャートの形
・強いトレンド転換のサイン

逆三尊(トリプルボトム)
・株価が下落し安値を付けた後に反発、再び下落し1回目の安値より下落。
 その後反発し、三度下落したものの、1つ目の他により高い位置で反発するチャートの形
・一旦は大きく下落するが、すべての悪材料を織り込み、これ以上下がらないことを意味する。
・逆三尊が表れた場合は高確率で上昇トレンドへ転換
(底値付近で出たら買いサイン)

注文方法

・成行注文
 取引レートを指定せずに、市場の実勢レートで売買を行う注文
 (最新のレートで常に約定)

・指値注文
 「買いたい価格」もしくは「売りたい価格」を指定することができる。
 指定した価格にならないと売買されない。
 ちょうどの価格で注文を出すと約定しにくいことが多い
 狙った価格の手前で指値を出すと約定しやすい
 理論上の内側を手堅く狙う

・逆指値注文
 指定した価格より高くなったら買い、安くなったら売る。
 乱高下しても事前に指値した金額を下回りそうになると損切り

・OCO注文
 指値注文と逆指値注文の2つを同時に出すことができる注文。
 一方が約定したときは、約定していない注文が自動的に取消される。

・IFD注文【イフダン注文】
 一度に二つの注文を出して、最初の注文が約定したら、二つ目の注文が自動的に発動される注文方法

・トレール注文
 発注した逆指値注文を発注後の相場変動によって、その価格を自動的に変動させてく注文方法

難平(なんぴん)
・損失を平準化するための売買手法の一つ

ポジション
・建玉ともいい、取引を開始し、まだ決済が行われていない状態のこと。

約 定
・注文した取引(売買)が成立すること。

取引手法
・超短期:スキャルピング
 (数銭~数十銭の小さな利幅を狙って一日に何度も取引を行うこと)

・短期:デイトレード
 (翌日にポジションを持ち越さず一日の中で損益を確定するスタイル)

・中期:スイングトレード
 (1~2か月程度までの投資期間、
  ファンダメンタルズとテクニカルを駆使した為替差益の確保)

・長期:スワップトレード(1年以上の投資期間:スワップ金利狙い)

損切りについて

損切りが重要な理由
・負の財産は持ち続けてしまうことが多い(変動して戻る場合があるため)

・我慢している間のチャンスを逃してしまう

・限りある資金にレバレッジをかけて取引をしているので適切なリスク管理を行うことで最終的に+に持っていきやすい

損切りのタイミング
・損失額、値幅によって決める
 損益の可能性から算出、タイミングを決める
 損失額で決める場合はポジション額と値幅で損切りとなる値幅が変わる
 値幅で決める場合はポジション額で損失額が変わる

・チャート上の値段によって決める
 チャートの節目にストップを入れて算出し、損切のタイミングを決める
 各ラインの損失額をあらかじめ計算したうえでストップを入れる必要あり

ポジションの減らし方
・損失発生時と利益発生時の2種類がある

・損失発生時は大幅(75%以上)にポジション決済が望ましい
 迷っている時点で大きな損失が出ていることが多い
 大幅に決済することで資金の大半を失う場合もあるが、最終的に良いことが多い
 部分決済の損切は気休めにしかならない

・利益発生時は小幅(25~50%以上)にポジション決済が望ましい
 含み益は確定した利益ではないので3分の1~2分の1程度は決済して利益を確保しておく
 決済するとその後の利益は膨らみにくいが損失も膨らみにくい

経済指標について

経済指標:米国雇用統計
・毎月第一金曜日に発表されており、発表頻度が高い

・統計調査の対象が幅広い
 (非農業部門雇用者数と失業率が注目されている)

・比較的発表時期が早い

・夏時間9:30、冬時間10:30

経済指標:GDP(国内総生産)まとめた指標
・一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額

・経済規模を示す指標として最も重宝されている

・複数回は発表されるが、速報値が最も注目される

経済指標:小売売上高
・小売業者の売上額をまとめた指標

・経済規模の6割以上を占めているのが消費者活動

・経済動向を見ていく上で欠かせない指標

・アメリカの発表時期(毎月中旬)

経済指標:鉱工業生産
・コンピューター、電化製品、自動車などの工業品の生産高を示した指標

・家電製品の生産高が増えると個人消費が伸びているなど、景況や状況推測ができる

・オフィス機器の生産量が増えれば企業の業績が好調など、経済状況の推測ができる

・小売売上高も含めて数値を見ると消費動向を深く分析できる

・発表時期:毎月発表している国が多い

経済指標:各種景況感指数
・ZEW景況感指数(ドイツが毎月発表)

・IFO景況感指数(ドイツで毎月発表)

・米国消費者信頼感指数(米国民間調査機関が毎月発表)

・ミシガン大消費者信頼感指数(米国ミシガン大学が毎月発表)

確定申告

・一定の利益が発生すると課税対象となる(所得税・住民税)

・FXは他の所得と区分して申告納税する「申告分離課税」
 (未決済のものは対象外)

・株式のような特定口座はないため、確定申告をする必要がある

・税率は20.35%(2037年以降は20%)

・損失は3年以内の利益について「繰越控除」ができる

・他の金融商品と合算する「損益通算」ができる


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記載については、投資(資金運用)について勧誘・促進しているものではありません。

FXを含む投資を行う場合はリスクを十分に考慮・検証の上、自己判断・自己責任でお願いします。

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